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スノーバイク スクール ツアー 報告 中台 章 | |||||||||||||||
今シーズンから本格的なスノーバイク スクールを展開した結果、100名以上のスクール参加者を集めた。関西琵琶湖バレーを始め 白馬鹿島槍スキー場等多くのスキー場でデモンストレーションも行った。私自身もスノーバイクにどっぷりはまり雪が無くなるのを現在恐れています。丁度パラグライダーの初期の頃と似ている所があり色々な場所のエリア開発?の様に全国を滑っています。勿論夏場はパラグライダーエリアとして有名なエリアもあり、同時にパラもバイクも楽しめると言うすごく贅沢な事も出来ます。どのスポーツも“地形を生かした遊び。”まさにジオスポーツの社名が示す様に地形を遊びつくす勢いで楽しみました。以下は井上さんの感想文です。皆さんの参考に成れば幸いです。 井上真理子 4月5月雪の有る場所へ滑りに行く予定です興味の有る方はホームぺージをチェックして下さい。
又多くに方の感想写真は www.snowbike.jp でご覧いただけます |
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今年のお出かけミニツアー日程 栗島 信之 | |||||||||||||||
今年も月一回ペースで長野近郊のエリアへお出かけしたいと思います。基本的には月曜日か金曜日を予定しています。取りあえず5月.6月.7月の日程を決めました。 ○ 5月23日(金) … 新井エリアの予定 ○ 6月16日(月) … 木島平エリアの予定 ○ 7月28日(月) … 行き先未定 一回目5月の行き先は、昨年末に雪のため中止になってしまった新潟の新井というエリアを予定しております。その後の日程での行き先は天候や参加希望者のご意見により決定したいと思います。ちなみに今のところの候補としては白馬方面(白馬五竜など)、新潟方面(尾神岳など)、群馬方面(妙義.榛名など)や、おとなり高山村.木島平等々でしょうか。またその他にも面白そうなエリアがないか調べて行きたいと思います。その後の予定が決まりましたら、また日程等の変更が出ましたら、GLIFEやホームページ上などで発表します。
冬眠から醒める人へ、リハビリの心得(達人への道) シーズン初めで久々にパラグライダーに触る方も多くいると思います。もちろんそんな貴人は菅平でしっかりとリハビリしてから高高度フライトをと考えていることと思います。 久しぶりにパラグライダーに触れるというだけも緊張し、特にブランクの長い人や経験の浅い人ほど忘れていることも多く、コントロールを持つことすらおぼつかない動作になってしまう人もいます。ましてやパラグライダーを立ち上げて操作すれば、パラグライダーの動きにうまく身体や頭が反応してくれずにもどかしさを感じことも多いと思います。ある程度続けてやっているときにはけっこう「何となく」や「解っていたつもり」で身体が反応していた部分が触れていない間にリセットされているのです。 しかし、そんなときこそが更なる上達のチャンスでもあるのです。「何となく」というあいまいに判断していた部分をもう一度見直してみましょう。まず良くパラグライダーをみながら何が起こっているのかを確かめましょう。その上で何をすれば何が起こるのかということを思い出して慌てずに「こうなっているのだからこうするべきだ」といった確信を持った操作をするよう心がけて下さい。そうすればおのずとパラグライダーは反応してくれるはずです。一度確信を持って判断した技術はなかなか忘れる物ではありません。それを一つずつ繰り返し、自分の中の「何となく」を減らしていくことが上達の近道です。 ただしその確信の中に「条件付きで」若しくは「勘違い」という物も必ず含まれています。「思いこんだらどこまでも」ではなく、様々な条件の中でテストを繰り返し「補足を加えていく」ということと「絶対の確信はない」という柔軟な考え方が重要です。それこそがパラグライダー達人への道なのです。 久々にパラグライダーに触れ手足が上手く反応してくれないということはある意味では自分の「なんとなく」を見つけだすチャンスなのです。単なる足慣らしと思わずに、頭をフル回転させて考え、何度でも練習してみましょう。慣れちゃっていると気づきにくいと思いますが、菅平はそんな「なんとなく探し」を思う存分出来る環境を持った国内でも数少ないエリアなのです。 勿論、解らないことや理解しにくいところは我々がサポートしアドバイスさせていただきます。それが我々インストラクターの役割と心得ております。
リパックはしましたか? 季節柄そろそろリパックが必要な人が多いのではないでしょうか。高高度を飛んでいる方は勿論ご存じかと思いますが、レスキューパラシュートには定期点検とメンテナンスが欠かせません。なにか問題がありレスキューパラシュートの開傘に時間がかかったり最悪の場合開傘しなかったりした場合、かなりの危険を伴います。開傘時間の差による損失高度は最大15〜20m/秒にもなる場合があります。 定期的なリパックと正しい使用方法の理解はフライヤーにとって最低限の義務です。もしものことを考えて必ず高高度フライトをする前にリパックは終わらせておいて下さい。ジオスポーツではリパックの際に開傘方法のレクチャーと開傘のシュミレーションも併せて行っています。 |
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リハビリのススメ 小松 潤 | |||||||||||||||
2003年。今シーズンもいよいよ始まります。皆さんが楽しいパラグライダーライフを送れるように。今回は、シーズンインにあたっての準備、そして練習を考えて行きたいと思います。 準備(機材の点検) シーズンインには欠かせない作業の1つが機材の点検です。まさか、昨シーズンの終わりから、無線機やバリオまで入れたまま。グライダーバックごと部屋の隅に追いやっていたりしていませんよね。無線機やバリオは、皆さんが思っている以上に精密機器です。湿気の多い状態では、上手く作動しません。もしも、何らかの状況で作動しない場合は。まず電池をはずし、直射日光を避けた場所で、十分に乾燥させましょう。決してドライヤー等で無理やり乾燥させたりしてはいけません。それでも作動状況に問題がある場合は、すぐに修理に出してください。機械に詳しくても、下手に開けたりはしないで下さい。特にバリオは、気圧の変化を感知して音を出しています。ケースの密閉度で作動状態が変わってしまう事があります。気を付けてください。次に、レスキューのリパックとハーネスです。リパックは、シーズン入る前に必ず済ませておきたいものです。その際に、ハーネスのチェックも忘れずに行いましょう。肩やウエスト等、各ストラップの長さチェック。それから忘れてしまいがちなのが、カラビナのチェックです。変な傷や動きの悪いものは、この機会に買い換えてしまう事をお勧めします。命を守る大切な道具達です。シーズン前の機会に、しっかりと点検整備しておきたいものです。 練習 1立ち上げ&グランドハンドリング これを無くしては、楽しいフライトも望めません。自分のグライダーが、どのような動きをし、どのくらいの操作が的確であるのか。もう一度最初からやり直すぐらいの気持ちで練習しておきましょう。 立ち上げはまず、扇形に広げたグライダーの真ん中に立つことから始まります。逆に言えば、しっかりと風向きにグライダーを広げ、その真ん中に立ってさえいれば、頭の上に上がってきたグライダーを止めるだけで、他に余計な操作は必要無いのです。上級者になるほど、この初歩的な部分をおろそかにしてしまい、無駄なスタチンを起こしがちです。もう一度、基本に返って思い出しましょう。後は、上げる力の入れ具合です。力の方向は常に、グライダーの反対側でなくてはなりません。ただ前へ引っ張っていても上手くは上がってきません。初心者にありがちなミスがこれではないでしょうか。グライダーは引っ張られる力を利用して徐々に上にあがってきます。グライダーとは反対側に力をかけていくのですから、つまりグライダーが上に行けば行くほど力をかけていく方向は、前から下へと移行されて行く訳です。そして下方向には、すでに体重がかかっているのですから、引っ張り続けるのではなく、前にかけた力を抜いていく事が大事になってくる訳です。上級者はこれらの動きのタイミングを、経験からやっている事が多いのです。もう一度、頭で考えて意識しながら行うことが、1つのレベルアップにつながるのではないでしょうか。 2安定 立ち上げ後の安定動作は、安全な離陸を行うために無くてはならないものです。安定がきちんと行えていれば離陸もスムーズに行えますし、離陸直後の挙動も落ち着いてきます。そしてなにより、しっかりした安定動作と、ゆっくりした離陸は、パイロットに気持ちの上での安定を与えてくれるのです。 安定は、大きく分けて左右と前後の2つの方向で考えることが出来るでしょう。2つの方向はそれぞれに、パイロットに対する、グライダーの傾きと速度を表しています。そして、この2つの動きが同時に起こるため、パイロットは混乱を起こしやすくなります。特に左右への傾きは、両手をバラバラに使うため難しい操作と言えるでしょう。これを避けるためにも、まずは風上きに向くことが大切なのです。風上きに向くことにより、グライダーの左右への動きは、著しく軽減されます。つまりパイロットが、手をバラバラに使う事は少なくなり、両手を一緒に動かす速度コントロールだけに集中できるのです。これ以外に、左右の傾きを作ってしまう原因として、パイロットの体の傾きが考えられます。パイロットの傾きはハーネスから左右のライザーに伝えられ、グライダーの傾きとなります。ですから斜面地での安定は、真正面から風が吹かない限り、足場が斜めのために難しくなるといえます。このような場合は、両足をサスペンションの様に使って、腰の水平を保つことが求められます。 この2つ。風向きに向くことと、腰の水平を保つことが出来れば、安定時の両手の操作は格段に行いやすくなります。 今シーズンも楽しく怪我の無いようにパラグライダーを楽しんでいくためには、最低限この程度のことは準備してから臨みたいものですね。今年も皆さんにとってパラグライダーが楽しくありますように、、、。 |
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安全を考える 武山 勝 | |||||||||||||||
2月中旬、蔵王スキー場にて、スノーボーダーが、子供のスキーヤーに衝突し、意識不明の重体を負わせる事故が起きました。加害者であるスノーボーダーは、事故後の適切な処置を怠るばかりか、両親の居る前で子供を置き去りし、姿を消してます。ゲレンデのルールやマナーといった以前に、人としてのルールまで、犯しているケースと言えるでしょう。このようなことでは、自己の安全、他人の安全を守り、楽しく雪上スポーツを行うことなどできませんどんなスポーツでもルールやマナーが存在し、それらを守ることは、最低限のモラルではないでしょうか。安全に楽しく雪上スポーツを行うためにも…。 だが、置き去りにしたこととは別として、誰でもが事故や怪我を起こす可能性は、決して否定できるものではありません。私自身、今シーズン、2度ほど事故を起こしています。自分では、慎重に行動をとっているつもりでも、ちょっとした不注意や油断や過信が大きな事故や怪我につながることもあるということです。 ○12月初旬。ロングターン滑走中に、ギャップ(凸凹)に気を取られ、右方向より滑走してきた男性に気がつかず衝突、右足拗ねの打撲。幸い男性の方に怪我はなく大事に至らなかったが、お互いスピードも乗っていたため、打ち所が悪ければ、重大事故につながるおそれもあったでしょう。また衝突したのが子供であったらと、考えると恐ろしいことです。この事故では、自分の不注意により前方確認がおろそかになったこと、いつでも止まれる避けられるという過信、また自分の滑走ラインに入ってくる人はいないという油断、などが重なり起こった事故と言えます。自分の技術を過信せず、スピードをコントロールし、常に注意して滑走するようにしなければなりません。 ○3月中旬。ハーフパイプにて、バランスを崩し、頭部から転倒。頭部強打による脳しんとう、及び事故前後の記憶が断裂。当然、打ち所が悪ければ、脳挫傷や死亡事故などの重大事故にもつながるケースだったと思います。ハーフパイプは、数回の経験しかない中、自分のレベルを越えたスピードで滑走したことが事故の大きな原因だと思われます。またヘルメットの着用といった、ハーフパイプなどを行う上での安全への配慮も怠っていたのも事実です。実際、ヘルメットを着用していれば、これほどまでの衝撃を頭部にうけることもなかった筈です。 自分だけは大丈夫ということは、決してありません。それだけにルールを守り、安全に配慮した行動が求められるでのはないでしょうか。せっかく自分が楽しんでいるスキー、スノーボードです。事故、怪我をしては、なんにもなりません。 ここに主なゲレンデでのルールを紹介しておきます
雪上スポーツの主なルール(行動規則) ○他の人への責任 ゲレンデでは、決してほかの人の体や持ち物に危害を与えてはならない。 行動の一般的な注意 常に前方をよく見て滑り、体調・技能・地形・天候・雪質・混雑などの状況に合わせてスピードコ ントロールし、いつでも人や物を避けられるように滑り方を選ばなければならない。 先を滑る人への配慮 後ろや上から滑ってくる人は、先を滑っている人の邪魔をしたり危険がないように、進路を選ばなければならない。 追い越し 追い越すときには、追い越される人がどのような動をとっても危険がないよう、十分な間隔を残しておかなければならない。 ○下を滑るときの注意 コースに合流するときや斜面を横切るとき、また滑り始めるときには上と下に注意して、自 分にもほかの人にも危険がないよう、確かめなければならない。 ○コースをふさがない コースの中で立っていたり、座り込んだりしてはならない。狭いところや、上から見通しの利かない場所は特に危険である。転んだときはできるだけ早くコースを空けなければならない。 ○登り・歩き・立ち止まり 登るとき、歩くとき、また立ち止まるときは、コースの端を利用しなければならない。また視界が悪い場合は、上から滑ってくる人には特に注意する。 ○標識や警告・指示の尊重 標識や掲示物。放送などゲレンデの警告に注意し、スキーパトロールやゲレンデ係員の指示に従い、自分自身の事故防止にも努めなければならない。 ○助け合いと立証の義務 事故に出会ったときは救助活動と通報に必要な協力をし、当事者・目撃者を問わず、身元を明らかにしなければならない。 これらのルールやマナーを尊重し、行動を行えば事故や怪我を未然に防ぐこともでき、自己、他者を問わず、安全にスキーやスノーボードを楽しむことができるのではないでしょうか。 |
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