Gライフバックナンバー
菅平では秋の安定した天気の中レベルアップを目指しましょう。また秋の須坂でのフライトでは穏やかなサーマルソアリングが期待できます。そう初高高度にはもってこいの季節なのです。既に高高度飛行を行っている方には、紅葉を見ながらのフライトが楽しめます。秋には秋にやるべき練習、楽しみが沢山あります。  その1.目指せ初高高度  その2.技術アップを目指す その3.紅葉を見ながらのフライト その4.疲れを癒す温泉巡り  その5.秋の味覚を味わう イベント情報
なべパーティー 10/14(土) 閉山パーティー 11/11(土)
アメリカツアー 11月18日(土)〜26日(日) 第2回アメリカツアー参加者急募集中です。 サンフランシスコ、ロスアンジェルスそしてメキシコまで飛び回ります。アフターパラ充実! 飛べない人でも参加OK!
第15回菅平カップ結果報告 今年の栄光は誰の手に 菅平カップレポート
スタッフルーム & インフォメーション 情報満載でお届けします。
冬期スクール案内 今年は関東近辺のエリアでフライト
スノーボードスクールインフォメーション

2000年12月9(土)スタート やってる人も、まだの人も菅平に集まれ

記録的な猛暑も去り秋の季節が訪れました。2000年最後の秋を皆様はどう過ごしているのでしょうか?。今年は(も?)天気には泣かされました!何故か土日になると天気が悪くなり、皆様も予約を入れる際多いに迷った事でしょう。そして、名古屋では大雨が降り多大な損害がでました。残り少ない今シーズン、スタッフ一同皆様のレベルアップに全力を注ぐつもりです。是非秋の長野においで下さい。 秋の長野は魅力が一杯!!!!  中台章

岸さんが退社し、9月から私が高高度担当になりました。菅平とは勝手が違い、戸惑う事も多々ありましたが、それにも大分慣れてきました。何と言ってもエリアで見る顔は、かつて菅平で見た顔ばかり。あらためて彼らが大空を自由に飛んでいるのを見ていると、みんなすごく頑張ったんだなーと実感。また、そろそろ須坂も紅葉の季節。真っ赤に染まった山を眺めながらのフライトは、そりゃーもう気持ちいいものです。是非足を運んでみて下さい。  栗島信之

ここ最近菅平は急に冷えこんできて、冬が駆け足で近づいて来ている様です。北アルプスではなんともう初雪、寒いわけですよね。寒くなったと言うことはパラシーズンもあと少し、ラストスパートです。「絶対今年中にライセンスを!」と思っている方は、最後の一踏ん張りしてください。本当に寒いので防寒具、いつもよりも一枚二枚多めに持ってきてくださいね。荷物が増えてじゃまになっても、無くて寒いよりましですからね。 小松潤

カイトサーフィンを始めようと思います。まったく新しいスポーツなので楽しみです。カイトサーフィンは、現在、ヨーロッパ、アメリカで大ブレークしています。日本では、まだまだ認知度も低く、当然やっている人も少ないです。だからこそ今やっとけばなんて考えています。何事も”早いもの勝ち”なんてこと多いもんね。春には東京近辺でスクールなんて計画もしています。もともと横乗りスポーツは得意。なんとかなるかな!?。興味のある方はご連絡下さい。  武山勝

ジオスポーツ!?  BY 中台章  

 ジオスポーツがパラグライダーを始めて既に16年の月日が流れた。只、当時はジオスポーツという名称が有った訳では無い。地形をスポーツすると言う気持ちからこの名前を思い付いた。当時、アメリカ人の大学時代の友人が日本に遊びに来ていて何げなく車の中で話しているうち、そう決まったので有った。アリゾナ州で大学時代一番の友人である。エリック オックスイヤーとの出逢いは大学の近くでヒッチハイクをしている所を拾った事であった。その彼からメールが届き結婚するから結婚式に来ないかとの誘いが有った。彼は私の結婚式にも出席して貰いベストマン(友人代表を努めて貰った)今度は私が彼のアッシャー(6人の新郎友人代表の一人)となりニューメキシコ州アルバカーキ迄3泊4日で出かける事になった。大学を出て17年振りにカリフォルニアより東側に着くと、あの独特の砂漠の光景が目の前を覆い尽くす。只、砂漠と言ってもサボテンや緑が所々に有る南西部特有の景色で有る。結婚式は郊外のペンションの様なホテル中庭で行われた出席者は彼が現在アメリカンウエストと言う中堅エアーラインにパイロットとして努める関係で航空関係者も多い。当時の大学の友人も乳飲み子を連れ出席し5ヶ月の子の父親で有る私に取って正に同窓会となった。否が応でも時代の流れを感じた。そして彼らも私も当時から空や自然が大好きで現在の仕事に就いた事を再確認出来たのであった。

 カイトサーフィングの登場!! そして2001年度からジオスポーツでは新部門を開設する事になります。カイトサーフィンと言うカイト(パラグライダー形凧)を使ったウインドサーフィン見たいな物です。用品の販売やスクール部門の開設など数々の難門は有る物の頑張って行く予定ですので、こうご期待です。 元々パワーカイティングと言うパラグライダー形の凧を原動力にスキーや3輪バギー等を行っていたのですが(プロデザイン社も製造していた)アメリカやヨーロッパではそれを湖の上などでボードの動力として使って遊び初めたのが切っ掛けで、改良を加えカイトサーフィンと言うスポーツに成って行ったのです。プロデザイン社では専用カイトを始めボードやアクセサリーまで製造していています。詳しい情報はジオホームページでも随時発表して行きますのでご期待下さい。地形をスポーツするそうです次は水です!  これで陸海空完全制覇!



ある日の須坂(秋の味覚、格闘編)BY 栗島信之

9月某日の日曜日。その日は須坂スカイピースのおじさま達主催の、きのこ汁パーティーの日であった。前日の昼から降った雨は上がり、菅平ではかろうじて青空となる。だが須坂エリアの方角を見るとまだ厚い雲の中、どうみてもすぐに飛べる環境ではなさそうである。しかし天気予報によれば午後からは晴天の予報、そして私にとってはある程度予想どうりの天候であったので「ちょっと待てば何とかなるさ」の楽天思想を持ち、我々パイロット.アドバンスコースの面々は須坂エリアへと向かったのである。

  須坂ランディングに着いてみると環境は我々の思っていたよりもかなり悪く、雲が妙徳山の3分の2を覆っていた。スカイピ−スのきのこ準備班のおじさまが、きのこ採りをしながら「今日は飛べるんかい」と一言。確かにこの雲の低さを見れば誰でも諦めムードになるだろう。しかしあくまでも飛ぶつもりの我々は、並んでその雲を睨み付けるのであった。だがいくら睨んだ所でこの雲底が上がるにはかなりの時間が必要であるのは事実。そこで、ウェイティングの予定を急遽変更。今、時は秋たけなわ、でも、きのこなんて見ても良く分らない。そこで「山栗ひろい」でもしてみように決定。 ということで栗ひろいの開始である。

 「栗ひろい」一言で言ってしまえば簡単そうであるが、相手は栽培された栗畑などではなく、生っ粋の山栗である。そんなことは一度もしたことのない我々都会っ子(一部語弊あり)達は何処をどう探したらいいか解らない。そんな右往左往している我々に優しいおじさまたちがランディング近くの栗の木を2、3ご教授してくれた。しかし、その場所はかなり足場の悪い所で前日降った雨も手伝い、栗の木の下に出るだけで我々はかなり疲弊してしまった。しかも現場に着いてみるとサルが食べたのか人が予め入って採ってしまったのか、落ちているのは栗のイガばかり、栗の実自体はほとんど見当たらない。落ちていないならと栗の木を揺らしてイガを落としてみようともしたが、栗の木は幹が太く、しかも滑りやすいので労働の割に栗は落ちてこなかった。我々は改めて野生の栗を採取する事の難しさを思い知らされたのであった。

 次に我々の取った作戦は文明の力「車」を使った機動力作戦である。テイクオフまでの道沿いにある栗の木に片っ端から襲い掛ろうとしたのだ。しかし道沿いに栗の木はあるものの、やはり落ちているのは一本の木に対してまともな実は4〜5個、あとは木の回りをいたずらに歩き回るだけであった。アスファルト道がなくなる所まで移動したが、我々の釣果はいまいち伸びず、取れた栗はとても満足できる量ではなかった。 そこで我々はここまでの調査の結果をまとめて見る事にした。そうすると幾つかの傾向がある事に気が付いたのである。 @ その木の成長具合によってその木に生る実の大きさ、数が異なるので出来るだけ大きな木が良い。 A 落ちてから時間が経った実はほとんど虫食いである。従って標高によって異なるおいしい時期を逃すべからず。 B なるべく人の入らない所を見付けるべし。(特に長野県人は目が肥えているので注意) その結果我々は、時期、有力な木のポイントなどの事前調査無しには山栗ひろいは難しい。と言う結論に達した。そして今回の作戦の敗北を感じたのである。だが我々は栗ひろいの奥深さを知り、この経験を必ず次回の教訓とすることを肝に銘じたのである。 そこで一句:「栗ひろいと言えども一朝一夕にならず、おそるべし長野県民」 でもいまいちの収穫で帰るのはやはり悔しいかった我々は、採取の対照を「栗のみ」から、「栗その他(きのこ等何でも有り)」に変更し、食べられるのかどうかも解らない怪しげなきのこ等を採りまくり、ランディングへ戻っていったのである。

 ランディングに着くと、きのこ汁の支度が着々と進んでいた。時間は11:00、未だ雲底は低い(勿論まだフライトするのは諦めた分けじゃあない)。おじさま達に取って来た栗ときのこを見せる。そうすると「このきのこは何処に出ていたんだ」といわれる。驚いた事に我々の採ったきのこは最近なかなか須坂では出ていなかったものらしく、それが結構まとまって採れていた。勿論食べられるので、きのこ汁に混ぜてもらった。 しかし栗に執着していた我々はいまいちすっきりとしない。そんな我々にちょうどきのこ採りから帰ってきた人が、ぽつり「栗ならあそこにたくさん落ちてたよ。」「えー何処ですか。」 リベンンジ栗ひろいである。教えられた場所までいってみると確かに結構落ちてい踏み越んでいったのである。そしてそこで我々が目にしたものは、なんと今までに見た事もない栗の巨木であった。そしてその木の下にはたくさんの栗のイガイガ、その中には実もたわわな栗たちが。 なんと、幸運にも我々は黄金の栗スポットを見つけ出したのである。 そして手にしていた袋が重くなるほどの栗を土産に、我々は意気揚々ランディングへと戻っていった。

 ランディングではきのこ汁の用意がほぼ整い、酒の入ったおじさま達がもう盛り上がっていた。我々も出来上がったきのこ汁をご賞味に預かり、舌鼓を打った。だが採れた栗ときのこ汁の旨さに満足しながらも、我々は当初の目的を一時として忘れてはいなかったのである。「フライトは出来るのか否か。」 時間は12:30、再びテイクオフの方をじっと見つめる。皆の視線が私に集まる。状況は芳しくない。雲底はいまだ上がらずランディングではフォローまで吹いている。私は菅平の状況を確認した。そして13:00をもって事態が好転しなければ、ダボスにてフライトする事を皆に提案した。皆納得はしてくれたが、視線が空から離れる事はなかった。 その後しばらくほぼ諦めムードの中談笑が続く。そして私はそろそろかなと思いながら、ふと北の空を見た。すると明らかに日照の影響で平らになった雲底が上がっていくのが見えた。程なく妙徳山のテイクオフもはっきりと見え、ちょろちょろとだがアゲインストも入り出した。そして私は皆に告げた。 「船を出すぞー」いや、もとい「13:00になったら上がるから準備しておいて。」 皆はきのこをほおばりながら準備にかけだしていったのである。 そして、その後4:30までに2本のフライトをした。2本目には私もテイクオフに上がって久々の須坂でのフライトを堪能できた。結果、いい一日であった。 ここでもう一句:「栗ひろいもパラグライダーも執念に勝るものは無し」



空とパラ     BY 小松潤  

9月は本当に過密スケジュールだった。毎年のことだがジオスポーツでは、9月になると団体の嵐。1日だけの体験から3泊4日のA級取得コースまで、ありとあらゆる団体がある。そしてそれらの団体が終わると、菅平カップ。その上私事ながら、今年は友人の結婚式まで重なる始末。しかしそんな忙しい時期だからこそ元気印の小松としては、色々な人達とお話しをするチャンス。沢山の人に話しかけ沢山のことを吸収しようと、いつも以上に気合いが入ります。今回はその中で自分なりに、かなり考えさせられたお話。

 それは今年最後の団体で、埼玉県の看護学校だった。看護学校と言う専門的な学校だけあって年齢も様々で、18.19才の今時の子から40代のお母さんまでいた。団体での共同作業には慣れているのか。初めから和気あいあいとした感じのスクールだった。しかしこの美白の時代にこんなに日焼けして、サングラスなんか掛けてるあんちゃんには、最初はなかなかうち解けてくれず、話しかけても薄い反応ばかり。でも3日もあると、わりとうち解けてくれて僕の話にも耳を傾けてくれる様になった。それどころか逆に質問責め。けっこう深いことまで聞かれたりもした。何でこんな仕事してるのとか。ここの出身なのとか。若い子に至っては、彼女いるのとか。パラグライダーには全く関係ないことまで聞かれたりもした。そんな質問責めの中で、2週間以上たっても今だに僕を悩ませる一つの質問があった。それは、お母さんグループの一人が唐突に聞いたこんな質問だった。「小松さんにとって空って何ですか?」あまりにも突然なそして、思ってもみなかった質問にいきなり後ろから殴られた様な感覚だった。

 それまではどんな質問にも即答していた僕だったが、かなり戸惑ってしまった。なぜなら、そんなことは今まで一度も考えたことがなかったからである。思えば、『パラグライダーって楽しいなー』たったそれだけで今まで来た様な気がする。でもそんな動揺を見せるわけにも行かず。若い子からは「恋人とか言うんじゃないのー」なんて言うヤジも飛ぶ中「庭」と思わず答えてしまった。その日の午前中でこの団体は帰ってしまったが、それからも僕の葛藤は続いた。『庭』と答えたものの何か違う。それどころか、空だけでなくパラって僕にとって何だろう……?などと考え始めてしまった。もし僕が画家だと例えれば、パラグライダーが筆で空がキャンバス…とも考えたが、そんなに格好いいものではない気がする。そもそも僕は空が好きなのかパラグライダーが好きなのか?空を好きと言うよりも、空を飛ぶことが好きだ。これは確かである。だとすれば、飛ぶことが好きなだけでパラグライダーはその道具にすぎないのか?でも、その他の飛ぶ物、ハンググライダーやグライダー、セスナやヘリコプターには、パラグライダーほど興味がわかない。と言うことは、パラグライダーが好きなのだろうか。考えれば考えるほど、余計に訳が分からなくなってしまった。 しかし、2週間も考えていたら答えとまでは行かないが、1つの結論みたいな物が見えてきた。 例えば、好きな人ができる。何とか仲良くなろうと色々な方法を考える。直接話しかけたり、手紙を書いたり、電話をかけたり。その中で自分ができる最良な方法でアプローチをする。 つまり、空を飛びたいと思った。それにはハンググライダーやセスナ等色々な方法があった。その中からパラグライダーを選んだ。こう言うことではないだろうか。でもこれでは、最初の質問の答えにはなっていない。まだまだ考えはまとまりそうもありません。う〜ん哲学だ〜。  皆さんは自分にとって空ってなんだと思いますか?



スノーボードをもっと知ろう  BY 武山勝

 7シーズン目を迎えるジオスポーツスノーボードスクール。本当に早いものです。この7年の間にもスノーボードは目覚しく進化、発展しています。もう皆さんはスノーボードをやってみましたか。今回は知れば知るほど面白い!スノーボードをもっと知ってもらい2000年シーズンに向けスタートしていただきたいと思います。 歴史 スノーボードの原型と言えるものは、1900年の初期に狩猟用に使われていました。当然この頃はスポーツとは無縁の生活のための用具といったものです。1960年代になると米国ミシガン州でスノーボードという名称で呼ばれるようになります。1970年代になるとサーフィンの板で雪山を滑ったり、スチール性のエッジやプラスチックソールなどを使用したスポーツとしてのスノーボードが開発されてきました。1980年代になると世界各地で協会が設立されてきます。国際スノーボード連盟や北米スノーボード協会、国内でも日本スノーボード協会(JSBA)などが設立されスノーボードの発展に寄与してきました。1998年の長野オリンピックでは正式種目になり一般に広く認知されるようになりました。

スノーボードの定義

 スノーボードの定義は「表面及び滑走面が一体となった1枚の板にバインディングが直接取りつけられるようになっていて、進行方向に対してバインディングを斜めまたは横向きに取りつけられるもの」となっています。このためモノスキーはスノーボードには入りません(バインディングを進行方向に対して真っ直ぐ取りつけるため)。余談だがパラグライダーの定義は、1構造の中に硬い金属などのパーツを含まない。2足で離陸する。3左右のコントロールラインで操作する。4動力を持たない。と言ったところ。  特長は「1枚の板に横向で乗るサイドウエイスタンス」にあります。このサイドウエイスタンス、スノーボード以外にはサーフィン、スケートボード、ウインドサーフィンなどがあり、最近注目のカイトサーフィン(ウインドサーフィンとカイトを組み合わせた新しいスポーツ)も、この部類に入ります。今も昔も横向きのスタンスに魅了される人は多いということでしょうか。

人口

 日本スノーボード協会によるとスノーボードの愛好者数は年々増加して1999〜2000年シーズンは200万人となっています。2年前は100万人だったことを考えると驚異的な伸びと言えるでしょう。ただ口承200万人なので実際にはもっともっと少ないはずです(スキー人口は口承1500万人。パラグライダーの体験人数は60万人)。菅平で言うとゲレンデ一部開放から8年、全面開放より3年。確かに年々増えてきているとは思われます。ここ数年の傾向としては初心者が多いのは、相変わらずなのですが、中級者、上級者といった幅広いレベルの方々が訪れるようになってきました。しかしスキー場全体の集客は年々減少していて今後スキーとスノーボードがより共存し、全体を活性させていくことが課題となっています。日本スノーボード協会の会員数は1999〜2000年シーズン26.623人となっています。

用具

 スノーボードの用具は2種類に分けることができます。ハードブーツを使用したアルペンボードとソフトブーツを使用したフリースタイルボードです。どちらが面白いというのは人それぞれ。長所、短所があり、自分の目的に合わせて選択すると良いでしょう。アルペンスタイルは、ハードブーツの特性を生かした素早いエッジングの切り替えや回転性に優れ高速での滑走に適しています。フリースタイルは、グランドトリックやエアー、ハーフパイプと言った操作性や安定性、トリックに優れています。また、最近ではアルペンに劣らぬほど滑走性に優れたボードも出てきています。モデル別に見ると、アルペンモデルには、レーシングモデル、ゲレンデクルージングモデル、デモンストレーションモデル、フリーカービングモデルなどがあり、フリースタイルモデルには、オールラウンドモデル、グランドトリックモデル、パウダーモデル、ハーフパイプモデルなどがあります。それぞれ目的に合わせた用途で造られています。これから始める人にとっては、どんなモデルを買ったら良いのか悩むところだと思います。当然、各メーカーから初心者用、中・上級用と言ったレベル分けがされています。2〜3点セットで安く購入するのも一つの手でしょうが、スノーボードは意外と早く上達します。買ったは良いが直ぐ買い換えたくなったなんて方、よくいます。上級者モデルとは言わないが、ある程度しっかりしたものを購入することをお薦めします。ただしフレックス(板の曲げの強さ)は柔らかいものを選ぶこと。この他の用具としてはバインディング、ブーツと言うことになりますが、これも先述したようにある程度しっかりしたものを選ぶと良いです。ちなみに、アルペンスタイルからフリースタイルに移行する場合、比較的スムーズに乗りこなすことが出来ます。その逆のフリースタイルからアルペンスタイルへの移行は、やや難しいというのが一般的です。これはフリースタイルに比べてアルペンスタイルは関節の可動範囲が狭くバランスが難しいということが言えます。このあたりがフリースタイルの人には窮屈に感じ、苦労するところです。

技術

 スノーボードの楽しみ方は様々。フリーライディング、エアー、パウダーラン、トリックなどなど。そんな楽しみ方の一つに技術を向上させるというのがあります。スノーボードの技術は用具の進化と共に年々向上しています。ではどんな技術があるのでしょう?ターンを分けてみるとロングターン(大回りターン)、ショートターン(小回りターン)に大別できます。これにドリフトターン(ズレの多いターン)、カービングターン(ズレの少ないターン)などのターンの質を覚えていきます。さらに、立ちあがり系、抱え込み系、プレス系などの運動要領を加えることにより技術はより発展します。初心者にとっての最初の難関はターンです。まずは大きくゆっくりしたリズムでターンを練習していきましょう。ある程度滑れるようになったらリズムを早くしショートターンをマスターしていきます。ゲレンデをショートターンで滑れるようになれば、スノーボード上級者への道もひらけてきます。いったい自分のレベルはどのくらいか分からない。そんな人の目安となるのが日本スノーボード協会のバッジテスト検定です。バッジテストは5級〜1級までの検定があります。5・4級は比較的簡単に合格できます。難しくなるのは3級からです。自信のある人でも検定が初めての場合、3級からの受験をお薦めします。  はっきり言って技術なんてどうでも良い。自分なりに楽しく滑れればいいんだ。なんて人もいるでしょう。もちろんそうだと思います。楽しいことが一番です。でも技術を習得することは安全に滑れるようになるということでもあります。より正しい技術を得ることにより、転倒や衝突を防ぐこともでき、アイスバーンや急斜面も滑れるはずです。じゃどうやったら上手くなるの。それは目標を設定して練習していくこと。もちろんスクールに入ることをお勧めします。

怪我

 スノーボードは安全なの?なんてよく聞かれます。安全と言えば安全だし、間違ったことや危険な行為をすれば怪我だってする。これはどんなスポーツにも言えることです。パラだって飛んじゃいけない条件のときに無理をすれば、痛い目見るもんね。日本スノーボード協会発表のデータを見るとスノーボードの怪我はスキーの4倍〜6倍なんて恐ろしい結果が出ているのも事実。その内訳を見ると、男性67%、20代81%、初級者44%、斜度、緩斜面57%、自分で転倒85%、骨折27%、上半身の怪我74%と最も高くなっている。んーまさに絵に描いたような結果が出ている。若い男性は自分のレベル以上のこと、例えばジャンプしてみたり、急斜面に行ってみたりと無理をする人が多い。菅平でもパトロールに搬送される怪我人の多くが、このパターンです。スノーボードの特性は「バランスが取りづらく予期せず突然転倒する」「身体の向きが横向きになるので後方が見ずらい」「座って休憩することが多い。そのため上方の安全確認がしづらい」「初心者はなかなか思う方向に滑走できず、他のボーダーやスキーヤーから見ても予測が難しい」などです。特性を理解し無理なく滑ることを心がければ安全にスノーボードを楽しむことができるはずです。余談だがドイツで「パラはサッカーより安全」なんてデータが出ている。ちょっと驚く結果たが、そう言えばサッカー少年だった自分は、過去に大きな怪我を何度もしている。何事も本人次第と言う事でしょう。

最後に

 スノーボードは重力、遠心力、スピード感や自然との調和など「地形をスポーツする」ジオスポーツがお薦めする素晴らしいスポーツです。やってる方もそうでない方もこの楽しいスノ―ボードを体感してみて下さい。2000年シーズン菅平でお待ちしています。

パラグライダー スクール案内 パラグライダー 初心者の為の菅平情報 用 品 プロデザイン  イフェクト D.H.Vクラス1 試乗機・試乗会
ショップ ショップへようこそ アクセスマップ ・通信販売 ・営業時間 新製品&お勧め商品 ・プライスリスト・
スノーボードスクール イトサーフィ 情報 安全の為のテクニック ジオスポーツ新聞秋・冬号! リンクのページ トップページへ