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ディーゼル車規制・日本とヨーロッパ by中台章 今年10月から東京都でディーゼル規制が始まる。簡単に説明するなら、基本的には1ナンバー等のトラックで10年以上前に生産されたトラックが対象になる。まず東京都内への乗り入れが規制される。又国の基準でもデーィゼル車は12年を経過すると車検が通らなくなり所有する事が出来ない。この規制は大阪、名古屋といった大都市圏でも採用される。但しこれらに該当する車両であっても排気ガスを浄化する装置を取り付けることにより規制を免れる事が出来る。これは東京都に関しては石原知事が数年前から決めていたのだが2000年問題(覚えてます?)同様、先の事だと考えていたユーザーも大勢存在する。読者の中にもディーゼル車を所有し手放す事を決断した方もいるでしょう。 ディーゼル車を想像すると黒鉛をもうもうと出し、国道を走り回る迷惑な車と想像することでしょう。その排ガスの中には窒素酸化物(NOx)粒子物質(PM)等が含まれ、現在トラックの60%以上がディーゼルを燃料として使用しています。メリットは安価な燃料費、そして耐久性に優れ、ガソリン車に比べ、低トルク(低回転で力が大きい)がその理由です。ただそれにより環境は悪化の一途をたどり、特に東京都は世界の都市の中でも空気の汚染度は高いレベルになってしまったのです。排ガスに含まれる成分は、発がん性物質を含み、特に粒子物質(PM)は花粉症等の原因ともされています。 諸外国はそれではどうなのでしょう?ディーゼルの排ガスについては長年科学者の間で人間に対する影響が懸念されてきました。環境に敏感なヨーロッパは、既に90年代初頭に燃料であるディーゼルから硫黄分を取り除き、よりクリーンなディーゼル燃料を開発しました。その結果コスト的には割高になったものの、温暖化によるCO2削減が叫ばれた90年代半ばにヨーロッパはひとつの決断をしました。それは燃料効率の良いディーゼル(リッターあたりで得る事の出来る燃費)の排ガスのクリーン化を検討しまいた。フォルクスワーゲンでは、小型車ゴルフにディーゼル用触媒(排ガス還元装置)を取り付け燃費に優れ加速感のある小型車をマーケットに参入。これ以降全ヨーロッパ自動車メーカーは、こぞってディーゼル車の開発に取り組み現在では新車発売台数80%がディーゼルになってしまいました。その間、日本国内では全くといって良いほど対策がなされず今年を迎えました。そして、日本国内においては硫黄分を取り除き、よりクリーンなディーゼル燃料は、まだに存在しません。 ヨーロッパの誤算 しかしここ数年新たな大問題が発生しました。効率の良いクリーナ排ガスを手に入れたヨーロッパに異変が生じたのです。高能率されたエンジン及び触媒は、よりミクロサイズの粒子物質を撒き散らし、それが灰から血液中に混入するというデーターが報告されたのです。いち早くそれに気づいたスイスでは既に法律が施工され現在の税金優遇処置が撤廃されました。今後、他国もそれに追従せざるおえなくなるでしょう。日本においては未だに業界圧力の為、燃料の硫黄分の除去さえ行われていない状況の中、努力もリスクも回避し基本的な責任の所在さえ明らかにしない。この国は何処に流れ着くのだろう? 暑さとのつきあい方 水分補給 by栗島信之 梅雨の時期も過ぎ、本格的な夏がやってきます。これからの時期、日本列島は太平洋高気圧に覆われ天気の良い日が多くなります。スカイスポーツを行う我々にとっては、ありがたい季節ですね。しかし日差しも暑さも倍増します。暑いときには、普段の環境と比べ、疲労の度合いは大きくなるものです。紫外線対策や体調管理には十分気をつけましょう。そこで今回は、上手な暑さとのつきあい方。水分補給についてです。
汗をかいたら? 我々は普通の生活を送っていても、汗をかいています。それが暑い中の運動時となると、とても多くの量の汗をかくことになります。では汗の元は何かというと、血液中の水分です。この水分はどこから摂りいれたかというと、食事や飲み物からなのです。 汗をかくということは、体の中から水分を外へ出してしまうということですから出してしまった水分は、補わないと体の調子は悪くなります。 悪くなった状態を脱水といいますが、この脱水した状態は、体の不調を起こすだけでなく、熱中症という危険な症状を起こす原因となります。 上手な水分補給 ただ、水だけをとっても、吸収のスピードがあまり良くないはため、脱水からの回復があまり早くありません。では、何をとれば、吸収スピードが早くなり、回復が早くなるのかというと、それは塩分です。水分と同様、塩分も一緒に外に出されてしまっているからです。また浸透圧の影響で吸収も早くなります。 しかし薄い塩水だけを飲むのは、あまりおいしいものではありません。市販のスポーツドリンクなどは薄い塩水に、糖分(砂糖など)を混ぜることによって、おいしくて飲みやすくしています。また、糖分を一緒にとることによって、運動時に失われるエネルギーを補給する役割もします。 しかし注意点として、市販されているスポーツドリンクをガブガブと多量に飲み過ぎると、逆に塩分の取りすぎになってしまうこともあります。たくさんの水分を必要とするときは50〜60%に薄めたものを飲むと良いでしょう。 1.水分(水)をとることは絶対に必要 2.その時、塩分を一緒にとると吸収、回復が早い 3.さらに糖分を加えると効果的 ※ 摂取量 一度に多量に水分を摂ると、吸収が悪くなり胃にもたれます。1回に一口〜200ミリリットル以下として、時間をかけて飲むようにするとよいと思います。 ※ タイミング 「乾いたな」と思ったときには既に遅し、体は脱水をしてきています。運動前・運動中・運動後こまめな補給をしましょう。 ちなみに、私はかなりの水飲みマシーンでなので、夏場の須坂にいるときには2Lのペットボトルが底を尽きます。経済面も考えた結果、粉末のスポーツドリンクを買い、半分ぐらいに薄めて作ったものを毎日持っていっています。それでも足りなくて買い足しているときもあります。飲み過ぎも良くないのかな。 平日のお出かけ予定日 5月・6月のお出かけプランが、悪天候と、団体とスケジュールがかぶってしまった為に、中止になってしまいました。参加予定だった方々本当にごめんなさい。 また高々度の経験者であればどなたでも参加は可能です。気軽にご連絡下さい。 最新ツアー! 海のリッジでソアリング 愛知県渥美半島 高塚エリア! 7月19日・20日・21日(土日月) 詳しくは電話で!
次回からの予定 :平日 7月25日(金) 8月25日(月) 9月19日(金) 10月20日(月)
土日もツアーします! ■ツアー&XC&タンデムコース 8月9日・10日・11日(土日月) 9月14日・15日(日月) 詳しくはHPもチェックしてね!
頭で飛ぶパラグライダー 〜指定地着陸の基礎を考える〜 by小松潤 近年世界的にもターゲット大会などのベーシックなコンペティションが盛んに行われています。多くのフライヤーは考えたことが無かったり、忘れていたりしがちですが。パラグライダーにおいて基礎技術(A級やB級の技術)は安全にフライトを行う限り、毎回使用する最も大切な技術なのです。 例えば、高高度や低高度にかかわらずフライトを行う際、誰もが安全な立ち上げ・離陸・着陸を考え、そして望んでいる事と思います。なぜなら、多くの事故がここで起こっているからです。この当たり前の技術は、全てA級の技術なのです。つまり、スパイラルランディング等の特殊なランディングをしない限り。数時間を越えるフライトも、数秒のフライトも、初めと終わりには、同じ技術を使っているのです。この事からもわかるように、基礎技術あるいは基本技術は、フライヤーのレベルにかかわらず大切なものではないでしょうか。 基本的な指定地着陸を考える上で大切なことは、風下での高度処理。風下からのファイナルアプローチ。この2つではないでしょうか。その中でも皆さんがもっとも間違えやすい高度処理を考えて行きましょう。 風下で高度処理といっても、いったいどのくらいの範囲で行えば良いのか?まずはここがポイントになります。高度処理の範囲は、ランディングポイント(指定地)から風下を中心に左右45度の範囲で行うのが好ましいでしょう。今説明した範囲を考えていく上で、野球のグラウンドを想像して下さい。ランディングポイントをホームベースと考え風下は、ピッチャーマウンド、2塁ベース、センターを結ぶ線になります。この時左右45度の範囲で飛ぶ訳ですから、左右のファールグラウンドには入らない、内側の範囲が高度処理をするスペースになります。ではこれを使って、高度処理に必要な3つのポイントを説明していきましょう。 ひとつの例として1塁ベースからピッチャーを抜けて3塁ベースに向かって飛ぶと考えてみてください。この様に飛ぶとランディングポイントに対して、距離が常に変わっていることに気が付くでしょうか。これが1つ目のポイントです。ホームベースを扇の要として、扇形に飛ばない限りランディングポイントとの距離は常に変わっているのです。ホームベースに対して風下にあたるピッチャーが一番近く、1塁3塁は一番遠くなります。ですから、1塁からピッチャー、つまり風下に向かう時には、近づいていて、ピッチャーから3塁、つまり風下から離れていく時には、遠ざかっているのです。これを考えていれば、高度が下がっているのに離れていってショートしてしまう等のミスが防げます。 2つ目のポイントは旋回の角度です。1塁からピッチャーに向かう、風下に向かって飛んでいる時には、もし何かの理由で高度が落ちたとしても必ず90度以下の旋回でランディングポイントに向かうことが出来ます。しかし、ピッチャーを越えてからは、90度以上の旋回をしなければ、ランディングポイントに向かうことが出来ないのです。これが、左右45度の範囲で飛ぶ理由にもなっているのです。3塁を越えて行けば行くほど、180度に近い旋回をしないと戻れなくなります。皆さんも知っての通り、パラグライダーは大きな旋回をするほど高度を損失します。ですから、概左右45度の範囲で高度処理を行うことが望ましいのです。 そして最後のポイントが目線です。皆さんもスクール生、時代にインストラクターから「下りたい所をもっとよく見て」等言われた経験があると思います。では、なぜ見なくてはいけないのか?見ることで何をしているのか?を考えて行きましょう。人間の視野は180度以上有ると言われています。しかし車やバイク、パラグライダー等動いているものに乗っている時には、その視野はやや狭くなります。そこで、仮に視野を180度としておきましょう。1塁からピッチャーまでの範囲では、当然ランディングポイントはその視野に入っています。つまり見ようとしなくても見えている訳です。しかし、ピッチャーから3塁の間では視野に入らず。自分から見なくては見えないことになります。これがまず、ランディングポイントを見る理由です。そして次に見て何を考えるのかですが、それは見ることで、ランディングポイントとの距離と高さを測っているのです。これが測れないと、いつファイナルアプローチに入れば良いのかわかりません。このことからも、指定地着陸における「見る」ということの大切さはわかります。 以上、今までに挙げた3つのポイントをまとめていくと、風下に向かう時(1塁からピッチャー)には、ランディングポイントに対し、@近づいていて、 A90度以下の旋回で向かうことが出来、 B自分から見なくても常に見えている。 言ってみれば、する事の少ない落ち着ける時間で。 反対に風下から離れて行く時(ピッチャーから3塁)は、 @遠ざかっていて、 A90度以上の旋回をしなければ向かえず、 B自分から見なければ見えない。 良く考えなければいけない時間と言えるでしょう。指定地着陸の高度処理では、この2つの異なった時間が常に交互に繰り返されることを知っておくと、良いのではないでしょうか。9月には、菅平カップも行われます。これらの知識を駆使してベーシッククラス優勝を目指してみてはいかかでしょうか。
短いシーズンが終わると、長いオフシーズンが待っています。「あー早く冬になれ」なんて嘆いている方も多いと思います。そんな長いオフシーズンを皆さんは、どのように過ごしていますか?オフシーズンの過ごし方には、色々とあると思います。もちろん「オフシーズン!!何もしないよ」なんて言う方もいると思いますし、シーズンに向け、“お金を貯める”何て方もいるでしょう。でも、このオフシーズンを“どのように過ごす”かが、シーズン中に、格段にレベルアップできるひとつの方法だと思います。そこで誰でもできるオフシーズンの過ごし方をいくつかご紹介いたします。自分にあったオフシーズンの過ごし方を見つけてみて下さい ■ビデオを見てイメージ作り スノーボードのビデオを見る。単純なことですが、結構良いイメージトレーニングになります。テクニカル選手権のビデオでもカービングのビデオでも、自分の滑っているビデオでも、何でも良いから、スノーボードのビデオを見ることです。それにより自分が今、滑っているイメージを持つと、いろいろな感覚を思い出すことができ、実際に滑ったとき、違和感なく滑走することができます。また上手い人の滑りを繰り返し見ることで、滑りのイメージを高めることも可能です。まぁ、これはオフシーズンだけでなく、シーズン中にも実践したいイメージトレーニングではありますが・・・。大切なのは、オフシーズンにスノーボードを体感し、イメージし、考えるということではないでしょうか。 ■室内スキー場で滑る なんだかんだ言っても、やっぱり実際に滑るのが、一番。ザウス(2002年9月末日閉館)やスノーバ(エアーやハーフパイプ施設)などの室内スキー場で滑ることをお勧めします。毎週とは言わないまでも定期的に滑走することで、様々な滑走感覚を維持、養うことができます。実際、数ヶ月滑らないと、重心の移動方向や体軸、エッジング感覚などが、かみ合わず、予想外に転倒するなんてこともありますよね。またスノーボードに必要な筋力も衰えていますから、よりイメージに体が付いていかないということが、起こりやすいものです。定期的に滑ると、自分では分からなくても、自然とレベルアップでsきますよ。 ■筋トレに励む スノーボードは、バランスのスポーツであり、様々な筋肉を使います。当然、オフシーズンに何もしなければ、筋肉は衰えます。そこで大切なのは、オフシーズンに如何に筋力を維持し、または筋力アップを計るかということです。まず、お勧めなのは、走るということです。いきなり長い距離を走るのは、体に負担をかけすぎるので、初めは1kmくらいの短い距離でもいいと思います。大切なのは無理なく毎日続けることです。その後、徐々に距離を伸ばしていくと良いでしょう。走りこんでおくと、シーズンインした時に思いのほか滑れるものですよ。また腹筋や背筋、腕立てなども効果的です。 ■イメージトレーニング 前述したビデオでのイメージトレーニングとは別に室内でできるイメージトレーニングも有効です。基本姿勢をベースに上下動や前後動などの重心移動をイメージしたり、ロングターンやショートターンをイメージし、立ち上がり方向や切り替えのタイミングを確認してみてください。このイメージトレーニングによって実際に滑ったときに、違和感なく滑走することができます。 ■他のスポーツを行う スポーツは、スノーボードしかやりません。なんて方もいるとは思いますが、何らかのスポーツをして体を動かすことは、大事なことです。健康にも良いし・・・。スノーボーダーとしては、やっぱり“サイドウエイスタンス”(横乗り)に浸っていたいものです。サーフィン・ウインドサーフィン・ウエイクボード・スケートボード・カイトサーフィンなどなど。実際、共通している感覚もあるし、まったく違う感覚やバランスもあると思います。そう言った、さまざまな感覚を身に着ければ、スノーボードにも、きっと役に立つはずですよ。 ボーダーにお勧めは、フリーボード フリーボードは、スノーボードのオフトレーニング用に開発された新しいボードです。従来のスケートボードと違い、センターホイール構造により、横滑りやドリフトターンが可能です。当然、雪の上でのエッジングとは多少異なりますが、体軸やドリフト感覚などを養うことができます。また違ったスポーツとしても面白いスポーツです。普通のスケートボードには飽きたという方はチャレンジしてみては如何ですか。 ■まとめ まぁ、いくつかご紹介しましたが、時間の制約やお金の問題などなど・・・。さまざまな要因で、できるものも、できないものも、あると思います。自分にあったオフトレーニングを見つけ、チャレンジしてみてください。ライバルに差をつけるためにも・・・。 まぁ、いくつかご紹介しましたが、時間の制約やお金の問題などなど・・・。さまざまな要因で、できるものも、できないものも、あると思います。自分にあったオフトレーニングを見つけ、チャレンジしてみてください。ライバルに差をつけるためにも・・・。 |